日本を代表する彫刻家、若林奮の展覧会

日本を代表する彫刻家、若林奮(1936-2003)の展覧会が、神奈川県立近代美術館 葉山で開催されます。

本展では、2020年度に、個人収集家の河合孝典氏よりご寄贈いただいた一連の若林奮氏の作品が紹介されます。河合氏が20年をかけて収集した若林作品は、彫刻をはじめ素描、版画、オブジェなども含め総数100点余におよびます。

これらは1960年代、鉄の彫刻家として注目された若林氏が、晩年に至るまでに銅や鉛、木、硫黄といったさまざまな素材と向き合いながら思索を深め、大気や水、光をも彫刻に取り込んでいった創作の展開を映し出しています。

――現実的に植物や土などに関連しながらの作業でなくても、以前から私は自分が自然の一部であることを確実に知りたいと考えていた。
若林 奮(1986年)

ひとりの収集家が作品と出会い、若林氏のこの言葉に寄り添いながら作品と交わした静かな対話は、本展を通して新たに広く語り継がれてゆくことでしょう。

開催概要
DATE : 4月24日(土) – 9月5日(日)
PLACE : 神奈川県立近代美術館 葉山 展示室1
HOURS : 9:30 – 17:00(入館は16:30まで)
CLOSED : 月曜日(5月3日、8月9日は開館)
ORAGANIZATION : 神奈川県立近代美術館
ENTRY FEE : 一般250円/20歳未満・学生 150円/65歳以上100円/高校生100円
*中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
*企画展「空間の中のフォルム—アルベルト・ジャコメッティから桑山忠明まで」の観覧券で、同日に限りコレクション展「若林 奮 新収蔵作品」をご覧いただけます。
*ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:5月2日、6月6日、7月4日、8月1日、9月5日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く) でご覧いただけます。
*その他の割引につきましてはお問い合わせください。

※今後の状況により変更する場合があります。最新情報とご来館に際してのお願いは美術館ウェブサイトにてご確認ください。

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