竹林のある畑で興味を発見・発掘するワークショップ「本気根気狸」

大切なルール。本気で遊ぶこと、根気よく取り組むこと。

習いごと - ドゥイ - main
横浜・石川町にてこども造形教室を運営するドゥイが鎌倉で不定期開催する「本気根気狸(ほんきこんきたぬき)」は、○○をやる、という決まり事のない一風変わったワークショップ。
唯一のルールと言えば、本気で遊ぶこと、根気よく取り組むこと。
江ノ電極楽寺駅に集合して、そこからは大人の足で15分ほどの山道をてくてく歩き、鎌倉山にある自然農法を実践する畑、ナワールガーデンを目指します。
道中、気になるものがあれば立ち止まって触ったり観察したり、寄り道ウエルカムの雰囲気なので、1時間以上かかって到着するときもあるとか。
習いごと - ドゥイ - 発見
「ねえ、見て見て!」その一言で誰かが発見した面白いものを共有して、感じたことを言い合う。
習いごと - ドゥイ - 植物3
植物の名前が何かは二の次。そのものの持つ形のユニークさに注目した感想がポンポン飛び出す。

ナワールガーデンにて

習いごと - ドゥイ - ベンチ
「このベンチ、寝ることもできる!」着眼点を変えればどんな使い方だってできてしまう、そんな自由度の高いものを生み出していく。
ナワールガーデンの一画にある竹林で、竹でベンチをつくる、切った枝を土に刺して遊ぶなど、何をするかは参加者の「やりたい!」と思うことによりますが、中でも人気が高いのは焚き火。
あれこれ指示をしなくても、焚き火をするには何を準備すればいいか、どんな役割を果たすべきかをちゃんと考えて行動する子どもたちの姿は頼もしく、いきいきとして見えます。
習いごと - ドゥイ - 焚き火
火の加減を見ながら枝を投入したり、枯れ葉で燃えやすくしたり。傍らでは食材を入れる準備も。
とはいえ、あれこれやってみたけど火がつかずに終わってしまった、ということも過去にはあったそうです。「やり方を教える訳ではないので失敗することもあります。でも結果はさほど大事じゃない。それより考えて、実際にやってみたという過程を大切にしていきたい」と、講師の轟さんは話します。
習いごと - ドゥイ - 竹を叩く
「あれ、叩く場所によって音が違うよ!」ここなら大きな音を出しても全然へっちゃら。好奇心を満たすために、気の済むまで取り組める環境があるのも魅力。
習いごと - ドゥイ - ドゥイ「もともと、ナワールガーデンの前身をつくり上げたデイヴィッド(アートユニット「生意気」のデイヴィッド・デュバル=スミス)から、ここで何かやってみたら、と持ちかけられたのが「本気根気狸」の始まりです。当初は横浜でやっているような何かをつくる教室にしようと考えていたのですが「せっかくつくっても最終的にはゴミになる。だったらゴミを出さずに何かを生み出すことにチャレンジしてみたらどうか」と言われ、今のような形になりました」

土や植物にじかに触れ、面白い、不思議だなと思う気持ちを分かち合い、考えて実践する力を身につける場。……と言葉にすると少々お堅い感じがしますが、つまるところ、楽しく遊んで知恵がつく、という人生を豊かにするおけいこ。これこそ、キッズにも親にもうれしい習いごとではないでしょうか。

教室について

実施日:不定期(開催日時はドゥイのホームページにてご確認ください)
実施時間:13:00集合 16:00解散 (江ノ島電鉄極楽寺駅に集合して、徒歩で向かいます)
対象:4歳から
定員:5名
参加費:1000円
お申し込みは「本気根気狸」のサイトへ。
http://duilab.com/honkikonkitanuki.html
習いごと - ドゥイ - profile主催:ドゥイ
創作行為やアートをより身近で、より深いコミュニケーションの手段とすべく活動。   
横浜・石川町にてこども造形教室を運営し、クリエイティブな遊びを日々研究。
講師の轟岳さん(左)、小野亜斗子さん(右)。

HP http://duilab.com/
Follow me!