いちばん素敵な季節をクリエイティブに楽しむ葉山芸術祭

新緑に溢れる美しい季節に開催される葉山芸術祭は、葉山町をメインに逗子市・横須賀市など近隣地域も含め、プロ・アマも含めボーダレスなアートを気軽に楽しむことができるイベントです。参加者が開催する小規模な展覧会やワークショップなどのイべントを中心に、「青空アート市」や、葉山しおさい公園を会場にイべント、葉山で独自の活動を行うグループ主催のイべントが3週間の会期中に様々な形で展開されます。

今年は110を越える企画が参加していて芸術祭期間中は街のあちこちでオープンハウススタイルの展覧会・アートイべントを楽しむことができます。ガイドブックやホームページの情報を見ながら、街を散歩しながら友達の家を訪ねるように様々な企画やイべントを楽しむことができます。作家やつくり手と直接話しができ、美術館やギャラリーではできない作品やアートとの出会いがあるのが魅力です。

青空アート市は、葉山町一色にある森山神社境内で行われる最も賑やかな催しとなっています。全国から集まった約80のブースが、参道、本殿へと繋がる階段状の斜面に並びます。葉山ローカルのフード屋台も毎年のお楽しみの一つ。



そしてPART-1の夜は毎年「あかりのイべント」が開催されるのが恒例となっています。今年は川村亘平斎+影絵ワークショップ参加者による「公開練習」が楽しむことができます。

御用邸付属邸跡地に造られた「葉山しおさい公園」は、昭和天皇即位の地であり美しい日本庭園をもつ海辺の公園。 皇室ゆかりの海洋生物の博物館や遠くに富士山を望む広場がある美しい公園です 。今年も竹あかりのワークショップと点灯を特別開園される夜間の公園で開催されます。竹あかりで彩られる美しい空間をつくりだされます。28日は川村亘平斎による「影絵と音楽」ライブ。葉山の人と自然をコンセプトに作り出したオリジナルの影絵劇を、海に近い芝生広場で演じます。劇には、前日に開催されるワークショップに参加してくれた子ども達も自作の影絵人形とともに出演。シタールとスチールパンのミュージシャンとともに大冒険活劇が繰り広げられます。

葉山芸術祭30年近くの歴史でかつて開催され、近年は途絶えていた「お茶会」。昨年「アート茶会」として、現代美術 とお茶事を融合させて復活しました。標高の高い地で暮らすチべットの人たちが作ってきたお茶文化や、仏教の哲学を誰にでもわかるようにと芸術をつくり出したチべットの人たちの世界を垣間見れる良い機会です。