温泉は台湾へ！星のやグーグァンで過ごす五感が喜ぶ逗留旅【前編】

憧れの台湾の温泉で逗留旅を叶えてくれる「星のやグーグァン」。深いリラックス体験が待っています（C)星のやグーグァン

日本から近く、美味しいものにあふれ、人も優しい台湾は女性に人気の旅行地。すでに台湾は何度も訪れているという人にオススメしたいのが、昨年台中郊外の温泉地・谷關（グーグァン）にオープンした「星のやグーグァン」。お目当の宿に泊まることを目的とした海外旅行なんてちょっと贅沢ですね。しかも、それが温泉逗留であればなおさら！　リピーターだからこそのチョイスに心浮きたちます。ということで、温泉好きはもちろん、リゾートラバーにもおすすめしたい新しい旅のスタイルをご紹介します。

静かな山の麓に佇むリゾート

リゾートが位置するのは台中から車で90分ほどの山間の温泉郷。日本ではまだあまり知られていませんが、標高3800mを超える山々に囲まれた谷關（グーグァン）は、渓谷を流れる美しい清流と緑豊かな森の中に佇みます。その温泉郷の一番高台、渓流沿いにぽっかりと浮かぶ桃源郷のような空間が「星のやグーグァン」です。

エントランスへと続くアプローチを彩るのは風に揺れる竹林。これから始まるリラックスステイの期待が高まります！

ロビーから続くライブラリースペースも緑あふれる中庭を眺める解放的な空間

山々に囲まれ自然にあふれるこのリゾートでは、どこにいても山間から吹く風が心地よく届き、小鳥たちのさえずりや水音に心が和みます。到着した瞬間から、視線の先に広がる山々と広い空の風景と新鮮な空気にみるみるエネルギーチャージされるのがわかるはず。まさにココロと身体を深くリチャージするために用意されたような逗留宿なのです。


「風の間」とネーミングされたパブリックスペース。リゾートのあちこちに心地よい空間が用意されています

さて、“温泉リゾート”をうたう「星のやグーグァン」のステイは、とことん温泉に癒される数日間の逗留スタイルがオススメです。自慢の湯は肌に柔らかな弱アルカリ性の単純泉。無色透明な湯には湯の花が浮かび、ほんのりと立ちのぼる硫黄の香りにほっと五感も緩むはず。刺激が少ない湯なのでゆっくりと体の奥まで解きほぐすように浸かるのが正解。

檜の内湯から眺める緑いっぱいの景色にほっと癒される瞬間　(C)星のやグーグァン

大浴場は緑を眺める大きな檜の湯船が気持ちいい内湯と、南国の植物に彩られた露天風呂があり、特に露天風呂はいつもと異なる風情が新鮮です。暖かい季節にはふわふわと舞い飛ぶ蝶たちの姿を眺めながらの湯浴みが楽しめるとか。

川が蛇行するようなデザインなっている露天はプライベート感があり、他のゲストがいても気になりません

客室はすべて半露天風呂付きなので、いつ訪れても大浴場が混み合うことはありません。何気ないようでいて、温泉宿を選ぶ際の大きなポイントです。

窓の外を眺めていると自由に緑の中を飛び交う鳥たちの姿を見つけますよ！

ゆったりした客室の居心地のよさも完璧で、ゲストを迎えてくれるのはリビングスペース一面に広がる美しい山と渓流の景色。客室にいながらすぐそこに自然を感じられる贅沢といったらありません。

贅沢な客室の半露天からは目の前に広がる山の景色を独り占め！(C)星のやグーグァン

客室の半露天風呂は誰にも邪魔されることなく24時間いつでも好きなとき好きなだけ温泉を楽しむことができ、癒しのためだけに用意された極上のおこもり空間となっています。

まろやかな湯に浸かりながら、ただぼんやりと空や山の景色に見入る時間を過ごしてみて！

ちなみに客室の温泉は源泉掛け流し。懇々と涌き出でる地球のエネルギーに包まれた最高のリラックスタイムが約束されています。

到着時に出される水菓子とお茶の美味しさに感動！

もともと日本人にとって台湾は食事が美味しい国でもありますが、「星のやグーグァン」が提案するのは、台湾と日本の美味しいがマリアージュした魅惑の食体験。台湾の食材を日本料理の伝統的な調理技法でアレンジした和食や、繊細な感覚で調理された完成度が高い台湾料理の定番メニューをいただくことができます。

会席のコースに供される「旬魚と茸の壷蒸し」と「お豆腐の三彩田楽」

コースの他アラカルトメニューも充実しているので、連泊しても飽きることなく楽しめます。朝食におすすめしたいのは、見た目にも可愛らしい台湾式朝食。お粥と滋味豊かなおかずにスイーツまでついてかなりのボリュームですが、優しい味付けでついついペロリと平らげてしまうはず。

鶏出汁と貝柱のお粥、ピータンや豆腐ようなどの珍味に加え薬膳を代表する金針菜のお浸しなど食べ応え満点の朝ご飯

毎回、様々なタイミングで出される中国茶の美味しさにしみじみと台湾を感じ、似ているようで非なる台湾と日本の食文化や食材の魅力を発見しながら、また台湾ご飯の美味しさに感動。楽しい美食時間に思わずココロもほっこりです！


後編に続く