駆け足で成長するカンボジア

豊かなものがどんどん入って、情報が飛び交うカンボジアは日々成長しています。エネルギッシュな熱気が街に溢れている、そんなカンボジアの今をイラストレーターの平尾香さんがレポート!

カンボジアってどんな国?私のイメージは、アンコールワット、地雷、ボランティア。ぐらいでした。それって、ひと昔の日本のイメージは?っていう質問に、スシ、フジヤマ、ゲイシャと答えられた時に、日本人ならうぅ?んっという顔になっちゃうのと同じ感覚じゃないかなぁと。

この旅で、私のカンボジアのイメージはかなり広がりました。20代にバックパックを背負って旅したアジアの国々、お隣のタイとベトナムには訪れたことはあったけど、カンボジアを訪れるのは初めて。雰囲気は近いかな?湿気を含んだムンムンした熱気の中、屋台があって、カメラを不思議そうにみる子供達、トゥクトゥクタクシー、高床式の家、物売り、タイダイ柄のTシャツ着たヒッピー欧米人。同じような光景は、今のカンボジアにもありましたが、時代は進んでおりました。

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到着した空港からプノンペン市内中心部へ向かうタクシーの窓から街の景色が流れて行きます。スコールの雨の中、車もバイクもトゥクトゥクも、すごい交通量。
プノンペンの街は、高層マンションや商業ビルが次々と建設されています。全部がゴールドなんていう派手なビルは中国資本なんだそう。日本資本のイオンモールは、カンボジアではちょっとおしゃれな買い物スポットであり、デートスポット。オープニングには国王も訪れるほど話題に。街の移動は、三輪オートバイクのトゥクトゥクタクシーが便利です。今や必要なときはアプリで呼び出せて、キャッシュレス決済も。トゥクトゥクドライバーが木陰でハンモックをかけてお昼寝休憩してる手には、必ずスマートフォンという光景が今の東南アジア。ポルポト政権下の悲しい過去をもつカンボジアの国の平均年齢は25歳。スマホの操作もおてのものな若者たちが多いのです。ローンで買ったスマホとバイクのために働き者の彼らは、上昇志向も強め。工事中のビルが空高く築かれるのと同じように、エネルギッシュな熱気が街に溢れています。

世界遺産アンコールワットを目指して世界中の観光客が集まるシュリムアップ。昼間の暑さをしのぐのはカフェ。コロニアル様式の建物のオープンテラスも雰囲気ありますが、今を感じるのは、カウンターで注文するスタイルのカンボジア発のコーヒーショップ。観葉植物のあるアプローチに高い天井、エアコンの効いた空間は、とてもゆったりと午後の時間を過ごせます。店舗も拡大中でそれぞれデザインの違う設えなので、巡ってみるのも楽しそう。たまたま見つけた小さなヴィーガンカフェでは豊富な南国フルーツのスムージーを竹ストローで飲んだり。ん!意識高い系の湘南にいるのかと勘違いしそう。

食も文化も豊かなカンボジア

カンボジアのクメール料理は、タイ料理ほど辛くなくて、ベトナム料理ほどハーブが効いてない印象。素材を生かした優しい味付けのものが多くてエスニックが苦手な日本人でも馴染めるはず。ココナッツミルクの甘みとカンボジア産の胡椒の美味しさにハマった私は、旅行中毎日食べても飽きず帰国してすぐに、料理を再現したぐらい気に入りました。

屋台でメニューの写真を指さして、作ってもらった炒め物。さっきまで裏庭を歩いてたんじゃないかなと思うぐらいの引き締まった肉の鶏の丸焼き。トゥクトゥクドライバーがランチする食堂で、鍋を覗きこんで選んだのはレモングラス風味の煮込み。市場の食堂屋台の豆科の花がトッピングされた1ドルの米粉ヌードル。ここまでは、カンボジアのビールと一緒にいただいた美味しいローカル食。

夜のディナーで、サンドレスに着替えて向かうのは、フレンチクメール料理のレストラン。インテリアもスマートなアジアンスタイル。色とりどりな映え!なプレートがテーブルに。白ワインに合うのはカエルのフリットだったりするのがカンボジアならでは。
ビジネスマンの接待にも使われる中庭に噴水があるような高級レストラン。日本だと滅多に行けないような雰囲気の店構えですが、メニューは写真付きでわかりやすく、日本の高級店と比較すると随分リーズナブルにいただけるのが嬉しい。フライドソフトシェルに生コショウを合わせて、魚のココナッツ煮込みをバナナの葉で巻いたクメール料理の代表アモック!書いてるだけで、食べたくなってきます。

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さすがの観光立国、ホテルも様々なタイプがありますが、この旅で私の宿泊したのは、小さなホテル。こじんまりとしていてスタッフの顔もすぐに覚えれるような小規模の宿です。プールもあって、選べる朝食もあって、植栽に緑もあしらわれて、数日滞在していると、まるで住んでるような感覚に。遺跡観光から戻って、シャワーを浴びて、ちょっとお昼寝して、夜の街へおしゃれして出かける。レストランの食事だけでなく、バーやエンターティメント、ナイトマーケット、夜風を浴びながらのトゥクトゥクタクシー移動と、ナイトライフも充実してます。どこでも大体、米ドルが使えるのもカンボジアの便利なところ。

プノンペンの空港には、世界を飛び回ってるビジネスマンにも最高と言われるプライオリティカード利用のラウンジがあります。間接照明の大人な空間には、パソコン利用に最適なパーテンション付きブースから、ゆったりくつろげるソファー、高めのベンチシート、どこに座るか迷ってしまいます。フードコーナーには、好みに作ってくれるヌードルなどに軽食にスイーツ。アルコールはドリンクチケットでバーカウンターでバーテンダーさんにカクテルを頼みます。シャワーもあれば、有料でマッサージも受けれる至れり尽くせりで、飛行機の時間をゆったり待つことができる贅沢さ。

豊かなものがどんどん入って、情報が飛び交うカンボジアは駆け足で成長しています。そんなカンボジアの今を体感できてよかったな。朽ち進んで、植物に覆われてゆく遺跡も数年後には、同じ姿を留めていないように。若者たちは、家族を作り、働き盛りに。経済が満ちれば、文化も豊かになるカンボジアのこれからが楽しみです。

text&illustration : kao hirao
SPECIAL 平尾香さん紹介記事

カンボジア現地で米ドル定期預金

カンボジアでは、外貨保有・取引は現在は自由に行われております。1万ドルを超える現金に関しては、持ち込んでも、持ち出す場合でも税関への申告が必要となりますが、申告すれば上限額は設けられていません。

基本的に現地居住者以外は口座開設を受け付けてもらえませんが、富士リアルティカンボジア支店のお客様に対し、現地のアクレダ銀行の口座開設のお手伝いをしております。

<アクレダ銀行とは>
1993年に中小零細企業を支援するNGOとして設立され、カンボジアの中央銀行からラインセンスを受けて、現在は国内最大手の銀行に成長しました。2014年 、三井住友銀行が約100億円を投じてアクレダ銀行の株式 12.25%(現時点では 18.25%)を 取得し、筆頭株主になりました。また、オリックスが同様に12.25%を保有していて日本の企業が約3分の1の株式を保有していることになります。 アクレダ銀行の魅力は何と言っても、高金利の米ドル定期預金です。定期預金は、預け入れた時の金利が満期日まで適用される固定金利定期預金です。

<アクレダ銀行の特色>
・高金利な米ドル定期預金
・海外送金可能なインターネットバンキングの利用が可能
・カードは3種(キャッシュカード、Visaデビットカード、VISA クレジットカード)の発行が可能
・Visaデビットカードは世界中の Visa 加盟店で使え、また現地 ATM で現地通貨にて引き出し可能(制限・手数料有り)
・日本ではセブン銀行 ATM、ゆうちょ銀行 ATM 等で利用可能
・普通預金の金利も年 0.5%と、日本国内銀行に比べると10 倍以上の金利 ・ドル、リエル、バーツ、3種類の通貨で口座を選択可能
・法人口座も開設可能
※クレジットカードの受領や資金移動については注意事項がありますので直接お問い合わせください。
<最低預金額>
普通預金口座:10USD 以上 / 定期預金口座:500USD 以上 ※VISA デビットカード申込条件は、口座残高が100USD 以上

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口座開設の流れ

TEL : 0466-50-7000(代) / 0466-53-7403(直)
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