菅谷征起『存在性のフォークロア (Folklore of Beingness)』展

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コマーシャルワークとアート活動を軽やかに行き交いながら活動する注目のクリエイター菅谷征起氏の初の個展が鎌倉 覚園寺にて開催されます。 菅谷氏は東京を拠点にヘアメイクアーティストとして活動する傍ら、アートディレクター、ブランディング、空間デザインなど、幅広い領域で活動しています。

今回の会場となる覚園寺は、1218年に北条義時公により建てられた、古趣あふれる自然環境が一体となっ た場所。自然との深い関わりと東洋哲学にインスピレーションを得て制作された作品との美しい調和が演出されます。

平面、立体、映像、3D 彫刻など、様々なメディアで構成される作品は全て、今回の展覧会のために制作された初公開作品となります。一部の作品や展覧会の空間構成、ビジュュアルデザインなどは、第一線で活躍するクリエイターたちとのコラボレーションによって制作されています。

また、自然との関係性に着目する本展において、地球環境への配慮が重要な要素となっています。作品の展示媒体にはモニターを使用していますが、それらの電力供給源には可能な限り太陽光発電を用いたものを利用されます。 作品製作や搬入など、プロセスで使用したエネルギーに関しても、展覧会後に開催地域での植林プロジェクトを実施し、カーボンオフセットに取り組みます。


“自然における存在の連続性を探求する”
作家ステートメント

すべての生命は連続性の中て?この世界を充満させている。
しかし、世界 / 自然と社会を遠く分け隔て、全てを循環可能なものへと還元する 近代以降の経済システムによって、私たちの空間認識は希薄化され、 この自明の事実は往々にして忘れられている。
近来、私たちの生活様式は大きな変化を迎えた。 それと同時に、自らが存在する空間――鳥の囀り、風に揺れる木々、陽だまりの匂い、 あるいは ( それ以上に ) 自分の周りを漂う“空気” ――に敏感になった。
こうした知覚の変化の先に、私は1つの希望を感じている。
経済復興に環境問題解決を取り組むグリーンリカバリーが欧州各国で試みられているように、 「自然と社会の二分法」以前に立ち帰る「非 - 近代」、あるいは選は?なかった「もう一つの近代」へと歩みを進め、社会を再構築する岐路に私たちは立っている。

菅谷征起 プロフィール

1988年熊本県出身。現在は東京を拠点に、ファッション、広告、テレビ、映像作品など様々な媒体でヘアメイクアーティストとして活動する傍ら、アートディレクター、ブランディング、空間デザインなど、 媒体を問わず幅広い領域て?活動している。
Masaki Sugaya

菅谷征起『存在性のフォークロア (Folklore of Beingness)』展

PLACE : 鎌倉 覚園寺 鎌倉市二階堂 421
ACCESS : 鎌倉駅(JO07)東口5番バスのりばより「鎌倉宮(大塔宮)」行きバス(鎌20系統) に乗車、終点「大塔宮」下車。徒歩約10分
DATE : 4/16 日 (金) - 4/20 @ (火)
HOURS : 11:00-19:00
ENTREE CHARGE : 無料 (覚園寺の拝観料500yen)
主催 Folklore of Beingness 実行委員会
*開催内容は都合により変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
鎌倉 覚園寺
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