カフェだけじゃない!「家×発見」がテーマの複合スペースが登場(2/2)

シェアオフィスで新たなコラボレーションを。

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カフェの奥のガラスで区切られた部屋は、「HOUSE」に関わる人や、建築、インテリア、デザイナーなどクリエイティブな活動をする人々が入居するシェアオフィス。フリーランスの悩みは、横の繋がりが生まれ辛くどうしても狭い関係になってしまいがちなこと。こういったオープンな環境であれば、新しい関係も広がり新たな分野の仕事にも取り組めそう!入居者も募集中なので興味のある人は問い合わせてみて!

ひらめきがちりばめられたギャラリー

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この店の総合プロデュースを手がけるのは一級建築士のオフィスを持つ「エンジョイワークス」。店内のあちこちに使われている、ひと味違った素材やスタイルの提案など、ショールームとしての要素も兼ねているという。
例えば、シェアハウス内の壁はそれぞれ違う素材で仕上げてあり、天然素材の黒板塗料だったり、ホワイトボード用の塗料が塗られていて、オフィスはもちろん、お家での家族の連絡ツールとして使ったり、こどものお絵描き用にもぴったり!床はなんと1枚1枚すべて違う素材で貼ってあり、実際の床のイメージや経年変化の参考になりそう。
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また、おしゃれな手洗い場やスタイリッシュなキッチンコンロ、3か所ぞれぞれのウォールペーパーが違うトイレなど、様々な提案に満ちあふれており、そこに「holiday」が食とデザインで遊び心をプラスしているというわけだ。「エンジョイワークス」福田和則さんは、自身も湘南暮らしに憧れて移り住んだ移住組。この業界の仕事を始める前、葉山に自宅を建てた際にわからないことや不安を相談できる場所が無かったそう。まだまだ古い業界のスタイルに風穴を開けるべく、お客様自身にももっと勉強してもらえたらと始めたのが「HOUSE YUIGAHAMA」だという。今後は業種の壁を超えたコラボレーションの実現のため、お話会やワークショップの開催なども予定しているそう。
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とはいえ、それならちょっと入りにくいのかも...と心配することはまったくなく、フレンドリーでキュートなスタッフがご案内してくれます。これから湘南に移り住みたい人も、お友達に鎌倉案内をしたい人の休憩にも、それぞれの使い方で空間を味わえるのがカフェの良いところ。
いつもの店、いつものオーダー、常連同士の軽いやりとり。肌にこっくりと馴染んだ古いタオルのように、変わらないことの心地よさもあるけれども、人との出会いやふと手に取った雑誌の1ページがあなたの心の扉を開けてくれることもあるはず。あなたならではの「発見」を見つけに、初夏の鎌倉まで足を運んでみて。


文・写真 小池えり子
HOUSE YUIGAHAMA
住所:神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-12-8
TEL:0467-53-8589
営業時間:10:00〜日没まで
定休日:水曜日
URL: http://www.facebook.com/houseyuigahama

総合プロデュース:エンジョイワークス
アート&フードディレクション:holiday
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