追悼・中村哲医師緊急上映!アフガンに命の水を 

昨年12月にアフガン北東部で武装勢力の襲撃を受け亡くなった中村哲医師。医師の医療活動を支援する目的で結成されたのが国際NGO団体のぺシャワール会と中村医師が、アフガンの自給自足の農村を目指し取り組んできた緑の大地計画を追ったドキュメンタリー作品”アフガンに命の水を〜ペシャワール会26年目の闘い”がシネマアミーゴで緊急上映されます。

中村哲医師は1984年にぺシャワールの病院に赴任し、パキスタン人やアフガニスタンの難民の治療に携わっていました。中村医師のパキスタンでの医療活動を支援する目的で結成されたのが国際NGO団体のぺシャワール会です。2000年以降、干ばつが厳しくなったアフガニスタンでぺシャワール会は、飲料水、井戸事業を始め、現在も灌漑、農業、医療、井戸、食糧配給の5つを柱に活動をしています。

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ペシャワール会の中村医師はアフガンに近いパキスタン辺境で、難民の医療に当たっていましたが、大干ばつをきっかけに医療過疎地での疾患の背景には慢性的な食糧不足による栄養失調が要因と考え、アフガンで自給自足が可能な農村を目指し、”緑の大地計画”を立案しました。

2003年から始まったこの活動は、2008年には一部通水し緑も蘇り始めました。その後、2010年にはクナール川からの25メートルの用水路はついに完成をし砂漠だった谷は、小麦畑の緑の大地になり故郷を去った人々が次々と戻ってきました。しかし、その後の2011年のウサマ・ビン・ラディンの死をきっかけに各地でテロが起き、5年連続年間1万人を超える死傷者が出る事態となっています。

昨年12月のアフガン北東部で武装勢力の襲撃を受け中村哲医師は亡くなりましたが、医師の平和に対する実践的哲学は、今なおアフガンのみならず、世界各地の紛争地域で生きています。

アフガンに命の水を ペシャワール会26年目の闘い

DATE : 1月11日(土)〜1月18日(土)
上映時間
PLACE : CINEMA AMIGO 逗子市新宿1-5-14
ENTRANCE : 一般1,800yen / 高校生1,000yen /中学生・小学生800yen / 幼児500yen / 60歳以上1,200yen (ドリンクなし)



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