旬の鎌倉野菜で夏のアペルティフ

ディナーの前のひととき。夕暮れ時からよく冷えたワインをあけて、友人とおしゃべりを楽しみながらテラスでゆっくりアペルティフができるのも、日の長い夏でこそ。「レンバイ」の名で親しまれる鎌倉農協連即売所で調達した新鮮な夏野菜を活かしたシンプルなアペルティフのワンシーンをお届けします。

鎌倉農協連即売所(通称「レンバイ」)では、地元の農家さんから直接、新鮮な旬の鎌倉野菜を購入することができます。季節も本格的に夏へと向かっている中、レンバイもすっかり夏野菜でいっぱいに。

売り切れ次第農家さん達は帰ってしまうので、午前中に行くのがオススメ。ビーツに、茄子、獅子唐芥子、トマト、空芯菜、コリンキーにズッキーニ。まだほんのり土をかぶったレンバイの鎌倉野菜は味覚だけではなく色、香り、触感まで刺激してくれます。
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この日は、この鮮やかなオレンジ色の人参とレモンバームを購入。
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スーパーでは目にしないような珍しい野菜に出会えるのもレンバイでの楽しみ。初めての野菜も、農家さんがオススメの調理法を教えてくれるので安心してトライできます。暑い日はレモンバームをハーブティーにして飲むと良いとのベテラン農家さんのアドバイスに従ってレモンバームを購入。レモンバームは、消化の促進、疲労回復、安眠に効果があるようです。作り方は、レモンバームの葉数枚に熱湯を注ぐだけ。本当に簡単で、美味しい!ディナーの後にお出しするお茶に決定です。
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人参は細く切ってオリーブオイル、少々のフレンチドレッシングとワインビネガー、塩、胡椒でシンプルに和えてシリシリ風に。パンとワインに合わせて、シンプルな夏のアペルティフの出来上がりです。なんだかヨーロッパにいるような気分にもなるけれど、漂う蚊取り線香の香りと、遠くから聞こえてくるお囃子の音色は、確かに日本の夏の到来を知らせていました。

文・写真 平川 景都
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