湘南PEOPLE VOL.10 田沢美亜さん

―　湘南とのご縁は大人になってからですか。

田沢　もともと私の祖父が湘南が好きで、茅ヶ崎にマンションを持っていたんです。だから子どもの頃からちょくちょく来ていて、親しみはあったのですが、偶然、5年前にスタイリストのmoriyasuさんにお会いして、サーフィンを教えてもらうようになったのがきっかけで、しょっちゅう遊びに来るようになりました。
　だからサーフィンするときは、稲村あたりなこともありますが、鵠沼海岸に行く事が多いです。一時は週に3~4日、moriyasuさんのお宅に居候していて、お嬢さんに「美亜ちゃんおかえりー」と言われ、東京に帰るときには「いってらっしゃいー」と言われていたほどです（笑）

―　そこまで湘南に居ついてしまう理由って何かしら。

田沢　こちらは本当にすべてが東京よりもゆっくりして、かといって都内からそれほど遠いわけでもない。ゆるいけど、ゆる過ぎない。センスのいいおしゃれな店も多いですし。ご飯も美味しいし。

―　おすすめのお店はありますか。

田沢　夏は鵠沼の埜庵のかき氷ですね。山の自然の氷を使っていて、シロップも自家製なんです。信じられないくらい美味しいですよ。年中食べられるらしいので、いつ頃解禁にしようかと思っています。連休明けくらいかな？
　それから「ひな野」という有機野菜のビュッフェをやっているお店がとっても美味しいんです。ご飯やデザートまで充実していて、炊き込みご飯などついつい食べ過ぎてしまうくらい。店に入るとまるで八百屋さんのように野菜も売っていて、買って帰ることもあります。
　あとは森戸神社の前にある魚屋さんや、藤沢の駅前の古着屋さんなど、よく行くお店はいくつかあります。
　七里ケ浜の美容院「ビュートリアム」にも通っています。
　私は車を運転するのも好きなので、1時間半くらい、ドライブがてらという感じもちょうどいいのかもしれません。

―　もともとモデルになられたのは、いつ頃のことですか。

田沢　16歳のときにスカウトされたのですが、親が厳しくて学業メインでした。大学はアメリカの東海岸に留学して、そこも厳しい学校でした。グラフィックデザイナーになりたかったんですが、どこかでファッションデザインに転向していきました。ただ就職しようと思った時期がテロの後ということもあり、なかなか難しい時期で。帰国して、デザイナーのアシスタントの仕事をしながら、モデルの仕事もするようになりました。だんだんモデルの仕事が増えて、そのうちデザイナーの仕事をやめることになり、モデルの仕事一本にすることになりました。

―　そこから、モデルとしての意識は変わってきましたか。

田沢　そうですね。そこから１５年くらいたつのかな。若い頃は　数をこなすことでステイタスを得ようとしていたような気がします。雑誌もショーもたくさんやりました。
　でも今は一個一個の仕事を大事にしようという気持ちです。だんだんと周囲のスタッフも変わっていっているし、突っ走るという感じではなく、全体にすべてが充実してゆったりした感じになってきましたね。

―　ご自身で努力してらっしゃることは。

田沢　自分の体のケアのしかたは20代後半から変わりました。内面磨きも大事にしています。30代はそれが見た目にも現れてくると思うので。精神的にも磨かれなくてはいけないと思うし、食べ物にも気遣って、体も大事にしてするようになりました。
　あと、肌を維持する事も大事ですね。そのためにはよい睡眠をとることだと思っています。最低6時間は眠るように心がけていますが、なかなか…。ただ良質の睡眠にするために、必ず眠る前にお風呂に入り、眠る前1~２時間前はテレビもパソコンも見ないようにしています。

―　これからやりたいことはありますか。

田沢　内面を磨くという意味でも、しっかり自分と見つめ合うという意味でも、一人旅をしたいんです。去年は南仏に行ったのですが、都会ではない、カントリーサイドの空気のなかで過ごすことは、何歳になっても大事にしたいと思っています。

湘南には手作りでバッグや小物、アクセサリーを作るアーティストが多くいらして、自分の欲しいものをオーダーできる楽しさがありますね。愛用しているのがtomikagoのバッグ。湘南の友人たちは年中かごを愛用している人が多いようです。

tomikago
http://tomikago.exblog.jp/

埜庵
藤沢市鵠沼海岸3−5−11
TEL 0466−33−2500

旬菜食健　ひな野　藤沢鵠沼店
藤沢市本鵠沼3−12-33　ベルプラザ２階
TEL 0466-33−1158