湘南PEOPLE VOL.17 早坂香須子さん×大橋マキさん

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12月の昼下がり、メイクアップアーティストの早坂香須子さんが主宰するbeauty in life vol.1が開催されました。記念すべき第1回目はゲストにアロマセラピストの大橋マキさんを迎え、鎌倉GARDEN HOUSEでトークショーを開催。会場が幸せな笑顔で満ち溢れた楽しいイベントになりました。

アロマについて、湘南の暮らしについて  

“早坂香須子のbeauty in life”はメイクアップアーティストの早坂さんが美しくなる生活を目指し、食、ファッション、アロマ、カルチャー、ウェルビーイングなど様々な観点からインナービューティーに迫るリアルイベント。今回は葉山在住のアロマセラピスト大橋マキさんをお招きし、鎌倉のGARDEN HOUSE にてトークセッションを開催。アロマについて、湘南の生活について、有意義で心和むお話が展開されました。

早坂さんと大橋さんをつないだ「インナービューティー」の大切さ

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 早坂さんは、看護士として大学病院に勤務したのち、メイクの道に入ったという、ちょっと変わった経歴の持ち主。
「モデルさん自身の本来の美しさを引き出すようなナチュラルで繊細なメイクを心がけています」
 という言葉通り、道端ジェシカさん、SHIHOさん、香里奈さん、デヴォン青木さんなどモデルや女優から幅広く支持されています。
「私はメイクだけでなく、長年アロマや食やヨガなどを通してインナービューティーというものを目指してきました。今年はAEAJアロマインストラクターの資格も取得したということもあり、鎌倉で開催される第一回目のイベントにはアロマセラピストの先輩であるマキさんとお話したかったんです」
 早坂さんがそう語ると、大橋さんも笑顔で答えます。
「私もアナウンサーを経てアロマの勉強を始めました。英国に留学して植物療法を学び、IFA認定のアロマセラピストの資格をとったんです」大橋さんはその後帰国、アロマセラピストとして6年間、日本の病院で活動しました。今はアロマをつかった空間演出、香りによる企業ブランディング、介護現場でのアロマ、精油の地産地消の仕組みづくり、ソーシャルファーミング、鎌倉山での自然農園・ハーブ・アロマのユニット「Erbosteria Kamakuraya(エルボステリア鎌倉山)の展開と意欲的に活動をしています。

香りは五感へのメッセージ

7.jpg そもそも二人が出会ったのは、2011年の逗子海岸映画祭。BRISA主催で開かれたチャリティーイベント“ヒーリングバームを贈ろう”というワークショップで講師をしてくださるはずだった大橋さんが、妊娠初期で体調を崩され、ピンチヒッターとして当時逗子に住んでいた早坂さんにお手伝い頂いたのがきっかけでした。

大橋さんは当時を振り返って言います。
「その時期、私は妊娠初期で全くアロマの香りを受け付けなくなってしまいました」
精油は植物のホルモンのようなもので、いろんな効果・成分が混ぜ合わさった有機化合物であり、だから人と同じように多面的なのだといいます。同じ精油でも日々好きになったり嫌いになったり、大橋さんのように妊娠期には今まで好んでいた香りを急に体が受付けなくなったりすることもあります。香りは五感へのメッセージなのです。

忘れられない、エクアドルでの珍事件

2.jpg 2年ぶりに再会したお二人はアロマトークで大いに盛り上がりました。会場の笑いを誘ったのが、大橋マキさん著書の「アロマの惑星」に描かれていた肥溜め事件。
「エクアドルのバナナ畑で取材後に散歩をしていたらうっかり肥溜めに落ちてしまったことがあるんです。でも、香水に使うハーブに、死臭ともいえる肥溜め臭をちょっぴり混ぜたら、浮世離れした艶っぽい香水が出来るかもしれません!!」と、大橋さんのコメントに、早坂さんはアロマブレンドにも似たようなことが当てはまると膝を打ちました。
「私がアロマセラピーの勉強を始めたときに、フトモモ科の精油(ユーカリ、ニアウリ、カユプテなど)がどうしても猫のトイレ臭だと感じて嫌いだったんですね。でもクラスメイトがブレンドしたニアウリとラベンダーが得も言われぬいい香りになってびっくりして、今では風邪予防に大活躍の大切な存在になっているんです」
 二人はこのアロマの香りの“組み合わせの妙”で大盛り上がり。
 大橋さんはその後、こんな経験もしました。
「肥溜め落ちた時に履いていたそのデニムをホテルでメイドさんが洗濯をしてくれ、その時使用したパチュリの香りが今でもそのデニムに残っていて、その香りを嗅ぐ度にエクアドルとあのエピソードを思い出すんです」
香りの伝達は情動脳と言われる「大脳辺縁系」に直に伝わるので、理性より先に記憶や感情を呼び起こすそう。ここにいながら、どこにでも行ける香りやアロマの不思議に魅かれます。

湘南でできた絶香のホーリーバジル

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 大橋さんの湘南でのアロマを軸とした活動も紹介されました。
中でも、数年前に大橋さんが出会ったとっておきのアロマが、ホーリーバジル。免疫力をアップや痴呆症予防にも効果があり、甘く気品のある香りもスペシャルなハーブです。
 これを使って大橋さんたちが蒸留する「ホーリーバジル芳香蒸留水」が展開されています。
「このホーリーバジルの栽培、朝摘みには地域の方達がボランティアで参加しています。葉山でも畑を運営する人々が現れたりと、ホーリーバジルは、それに関わる人たちを魔法にかけていくようです。その広がりはとどまるところを知りません」

湘南のくらし

4.jpg 大橋さんの近著「旅するように。逗子葉山暮らし」の紹介から、話は湘南での暮らしに移っていきました。早坂さんも数年前まで、4年間、逗子に在住。早坂さんは当時の日々を楽しげに語ってくれました。「大量のメイク道具をもち、連日のように都内の撮影で出かけていたのですが不思議と苦にはなりませんでした。なんだか、毎日旅をしているような気分だったんです」
大橋さんも、また逗子から都内にでる事が多い日々ですが、やはりここでの暮らしを心から楽しんでいる様子。「子育てといろいろな活動とお仕事で、確かに忙しいですが、それを支えてくれるのが湘南のコミュニティなんです。お互いを補い合い、分かち合う事の大切さを日々実感しています」
二人が共感しあったのは、湘南に住む人のやさしさ。
人と人とが助け合って暮らす、オープン・マインドな湘南の暮らしが、二人の真実として語られていました。

デリケートゾーン・ビューティーにもハーブの力が  



 大橋さんが退場後は早坂さんからデリケートゾーンをケアする大切さについてのお話がありました。
 会場の女子達は興味深々。フランス人女性は顔と同じくらいデリケートケアにこだわっていて、その方法は母から子へ教育されているそう。
「ジェーン・バーキンは子供を生むごとにデリケートゾーンのホワイトニングや潤いケアを怠らず、新しいパートナーにはきれいな自分を見てもらえるようにしていたのだそうです」
 早坂さんからのそんなエピソードに、皆さんびっくり。
「最近は布ナプキンも普及しつつあり、皮膚から体内への”経皮吸収”についての問題が度々話題となります。物質は、頭皮、口腔、皮膚と様々なルートで体内に吸収されますが、身体の中で吸収率が特に高いのは女性のデリケートゾーンの粘膜。化学物質を吸い上げやすい場所であり、命を育む子宮に通じているので、10代・20代の教育がとても大事。また、膣から出される粘液力が、免疫力と結びついているのだそう。粘度が高い=免疫力が高い=ちゃんとマッチする元気な精子を選べるということにもつながっているんですよ」
c.jpgそのデリケートゾーンのケアにおすすめなのが、現在、フィトテラピストとして活躍する森田敦子さんが主催するルボアのアンティームシリーズ。フィトテラピーとは、アロマやハーブ、漢方等を用いた、ナチュラルで身体に優しい、植物療法の事です。森田さんは、大学卒業後、航空会社の客室乗務員の仕事に就いている際にダストアレルギー気管支喘息を発病され、その治療として植物療法に出会いました。本場のフランスで学びたいと、航空会社を退職し渡仏。フランスでは国立パリ13大学併設の薬学専門校で植物薬理学を本格的に学ばれました。身体は、いろんなサインを出していて、もっと自分の身体に関心を持って大切にして欲しい、という思いから女性のデリケートケアに特化したオーガニックプロダクトを開発。フェミニンウォッシュは赤ちゃんの肌にも使えるくらい安心なオーガニック原料を使っています。ホワイトクリームは黒ずみも防止。弾力を保ってくれます。そしてローションは、ローズの香りをメインにした優しいローションはパートナーとの時間に使う用なのですが、天然ハーブが使われ、口の中に入っても安全なほどの成分。パートナーシップをより、きちんと考えられるようなアイテムです。
早坂さんはこう言いました。
「食べることと、眠ることと同じくらい、性について考えることは、人間の本能。だから同じように重要です。また、膣から出される粘液力が、免疫力と結びついているということを知ってもらいたいですね」
 皆さん、思うところあり、と、大きくうなずいていました。イベント終了後も会話の中で紹介した商品を手にとったり試したりするお客様でにぎわいました。

SUNFOOD SUPER FOODSをつかった素敵な飲み物とデザート

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来場頂いたお客様にはサンフードのオーガニックパウダーを使用したスムージーと
シフォンケーキをご用意しました。

GREEN & FRESH SMOOTHIE
100%ロー&オーガニック、ワイルドクラフト(人の手を加えない、野生)の植物を19種類ブレンドしたスーパーフード、"SUN IS SHINING"をアップル、みかんと組み合わせたフレッシュなスムージー。"SUN IS SHINING"には、吸収を助ける消化酵素と乳酸菌を配合(腸内の善玉菌が増える)入っているスピルリナには子宮の重金属を排出してくれる作用があります。

MACCA & COCONUT SMOOTHIES
オーガニックマカパウダーとココナッツパームシュガーをソイ・バナナ・チョコレートで組み合わせた栄養満点、エイジングケアにも向いた甘めのデザートスムージー。マカには、体内で合成されにくい必須脂肪酸・必須アミノ酸やカルシウム・マグネシウム・鉄分などのミネラルが豊富に含まれ、女性ホルモンを整えたり(更年期障害にいいと言われている)、気分のすぐれない朝にやる気を起こさせてくれるなど様々な効果があります。

シフォンケーキ
アントシアニンたっぷりの紫色のパウダー、オーガニックマキベリーパウダーを使用。ORAC抗酸化スケールは616(ブルーベリー35、アサイー158)。アンチエイジングに効果が期待できるだけではなく、免疫をサポートし、自然治癒力を高めてくれます。

SUNFOOD SUPER FOODSとは?

SUNFOOD SUPER FOODS  <株式会社アリエルトレーディング>
Sun+Food = 太陽とローフードを結ぶスーパーフード、という意味を込めたブランド名です。サンフードは、プレミアムスーパーフードの世界的リーディングカンパニーとして、1980年代後半に起きたローフードムーブメントの流れから、スーパーフードやローフードの実践をはじめとする革新的なコンセプトで1995年に設立。以降、オーガニック&ローフードの生産・販売を行い、現在では250種以上の製品を世界各国で販売しています。本社は、広大な自然が美しいカリフォルニア州サンディエゴに位置し、CCOF(California Certified Organic Farmers)オーガニック認証を取得しています。採用する食品には、栄養価、抗酸化成分、ミネラル、プロバイオティクス(乳酸菌)、プロテイン、ビタミン、アミノ酸といった栄養素の含有量に厳しい基準を設けています。また、NON-GMO(遺伝子組み換えでない食品)やオーガニック食品の重要性を提唱し続け、ただ商品を販売・陳列するだけでなく、栄養学を踏まえた健康に対する影響を啓蒙し、お客様の生活に対してアドバイスもしていくのが、サンフードのスタイルです。
SUPER FOODSとは?
  1. 12種以上の有効成分を含む食品(豊な土壌に育ったオーガニックの植物は、栄養素・エネルギー量がとても高い)。
  2. 低カロリーであり、トランス脂肪酸を含まない(←悪玉コレステロール値が上がる、体内で炎症が生じる)。
  3. 食品とメディカルハーブ(薬草・漢方)両方の要素がある。(植物に含まれる栄養素そのものを摂取する。サプリやオーガニック野菜をそのまま食べるのと比べものにならないほど栄養素の質と量)

(撮影 斉藤有美、取材 森幸映、 構成 森 綾)
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