湘南PEOPLE VOL.25 長谷川理恵さん

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結婚・出産を経て、湘南の地に暮らすようになって3年。6年前に BRISAに初登場したときの理恵さんは実家のある湘南に通ってきていましたが、今やすっかり湘南に根を張りました。すっと落ち着いた美しさと思いきり素直な表情を得て、これからやりたいことへますますポジティブに向かっています。
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3.jpg― 今は子育て中心の生活をされているようですね。

長谷川 子どもは3歳になりましたけど、まだ目が離せないですからね。今は仕事も以前ほどはやっていなくて、子育てをしながらのんびりと湘南生活を楽しんでいます。

気持ちのよい朝、海、公園、豊かな食材、あったかい地元の友達。料理の得意な人もいっぱいいて、みんなに教えてもらいながら趣味でケータリングをやってみたり。またゆっくりとRIE’S KITCHENやファッション、それに「WABIヨガ」を発信していけたらなと思っています。

ー 楽しみにしています。ところで「WABIヨガ」ってなんですか?

長谷川 山田宗里さん(鎌倉くらすらいふ第7回に登場)が発案された、茶道とヨガを融合させたようなヨガなんです。雑念を落とし、本来の感覚を呼び覚まして、地球と一体化する。動きは茶道が元になった、静の動き。じっくり動くんです。最後はお抹茶をたてていただきます。実は私、インストラクターの資格を取ったんです。

最初は子どものお茶会で出会って「立ち方がいい!」とほめてくださったんですね。以前、普通のヨガもやっていたのですが「WABIヨガ」のコンセプトを聞いてマラソンを始めたときと同じようなわくわく感を感じたんですよ。それで、短期集中で週2回通って、お茶も習いながら、インストラクターの資格も取得しました。

4.jpgー 理恵さんはマラソンのときもそうだったけれど、これ、と決めたら一生懸命ですね。

長谷川 私、イノシシだから(笑)。マンツーマンで習うので、覚えることがいっぱいで大変でしたけど、こんな機会を得られることもありがたいし、この年で「がっつり学ぶ」って、無心になれて本当にいいんですよ。興味のあることだったからキャッチできるし、自分がやりたいことと出会えた喜びも感じています。

40歳を過ぎて私には年齢的なものはこないだろうという確信があったんですが、激しい運動をすると疲れが取れなくなってきたんです。それで血液検査を細かくしてもらったら、甲状腺にちょっとしたホルモンバランスの異常が見つかったんです。徳島県の漢方薬の先生にも話を聞いたら、”血”、つまりガソリンが枯渇しているのに、アクセルを入れて進もうとしている状態。もっと緩めてあげてくださいと言われました。女性なら誰でも40歳前後で一度からだが変わるときがくるんですって。ホルモンというのは本当にほんのささいなことだけど大事なんだと。それで、サプリメントを飲んだり、はげしい運動は控えてみたりして。そういうときに出会ったのが静かな動きの「WABIヨガ」でもあったので、与えられるべきものだったのかなと思っています。
ー それは海外にも広められそうですね。

長谷川 そうなんです。11月にはオーストラリアのアデレードという街で、この「WABIヨガ」のイベントをやります。そのために今、英語バージョンを教えてもらっていて、ゆくゆくはサンフランシスコなどのアメリカ西海岸に広めていけたらと思っています。英語を覚えるのが本当に大変なんですけど。
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7.jpgー アデレードというのはどんな街なんですか。

長谷川 海と山があって、ワイナリーがあって、移民を受け入れたところなのですが、イタリア、ドイツ、香港の人が多いですね。コーヒー文化や、ビーガン、オーガニックな生活をする習慣もかなり前からあるようです。日本人はあまりいないんですが、日本食のヘルシーさには興味をもっている人が多くて。

今回、アデレードへ行くのは3回目なんですが、大きな倉庫を改装したマーケットで「KOME KOME」というデリの出店も予定しています。









ー それは楽しみですね。これからはどんな風に生活していきたいですか。

長谷川 子育てを中心に、今しかできないこと、やるべきこと、与えられたことを優先していこうと思います。湘南にしっかりと根を張って、ここからまた違う場所へ伝えていくというふうにしたいですね。

不思議なんです。私は田舎生活に憧れるタイプじゃない。外でコーヒーが飲みたくてもすぐにはない。20時にはどこも閉まっちゃう。でも、ここが本当に好き。空気とか匂いとか、都心に行くと「もうここには住めないかもなあ」と思ってしまいますね。
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(撮影・斉藤有美、取材、文・森 綾、コーディネート・森幸映、ロケーション協力・アンティークヴィラHAYAMA Funny house)

アンティークヴィラHAYAMA Funny house

住所:横須賀市秋谷5296
チェックイン:15時~/チェックアウト:翌10時まで
宿泊料金:6万円~(1棟2名まで)/7万円~(1棟4名まで)※料金は宿泊日により変動します
レストラン定休日:木曜日
予約・問い合せ:046-874-9991 / hayama@funnyhouse.jp
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