La Table de Toriumi　ラ・ターブル・ド・トリウミ

茅ヶ崎の別荘地だった雰囲気を残す住宅街に2000年にオープンしたフレンチ。案内板にしたがって行くとポーチのある一軒家が現れる。暖炉と白いクロスがきいた清潔で明るい店内は、24席だけのパーソナルな空間。ベテランのギャルソンが切り盛りしている。料理は月変わりのコースとアラカルトで構成。 素材は、旬の地魚と、鳥海勝シェフが大磯の名店「ドゥ・ゼアン」料理長時代から馴染みの生産者が作る野菜など地元産が主。期間限定メニューの白ワインのバターソース、ブールブランがかかった特大のミルキーな岩牡蠣は、ここでしか食べられない豪勢な逸品。出演したテレビ番組で夏牡蠣とりの名人に巡り会ったのがきっかけで扱うようになったという。期間限定から定番のアラカルトまで、どれをとっても華やかなお皿が目を楽しませてくれる。たまの贅沢ならトリウミへ。料理、サービス、客層など、すべてバランスがとれたフレンチの佳店は、ハレの日に最適。

撮影：青木加代子