誰もが知る、あの鎌倉銘菓のカフェがオープン

鎌倉のお土産として、鳩サブレと並び、多くの人たちから愛されている鎌倉紅谷の「クルミッ子」。愛らしいリスが描かれたパッケージと、濃厚な味わいは、もはやお土産の域を超えており、観光客だけでなく、地元近隣の人々にとっても、ちょっとした手土産として重宝されています。

今年10月、そんな「クルミッ子」をコンセプトとしたカフェ『Salon de Kurumicco』が、鎌倉紅谷 八幡宮前本店の2階にオープンしました。シックで落ち着いた雰囲気の店内でいただけるのは、素材のひとつひとつにこだわりを感じるメニューの数々。どれも目に美しく、味わって美味しいものばかり。




今年、創業65周年を迎える鎌倉紅谷の代表取締役社長、有井宏太郎さんにお話を伺いました。

ー創業65周年を迎えた今年、ブランド全体のリニューアルを実施されたそうですが、リニューアルに際して、大切にしたこと、こだわったことなどについてお聞かせいただけますか？ー

「鎌倉紅谷は、今年10月で創業65周年を迎えました。そんな節目の年を『新たな創業』と位置付け、『おいしい』の先にある気持ちを一番大切に』を使命に掲げ、ブランドのリニューアルに踏み切りました。
『おいしさ』と、お客様や働く人たちの『しあわせ』にこだわり、今まで以上にたくさんの方々に喜んでいただける会社づくりを目指したいと思っています。」



ー八幡宮前本店2階に新たにオープンしたカフェ、『Salon de Kurumicco』は、クルミッ子ファンにとっても待望のカフェだと思います。
昔から鎌倉紅谷さんを知る人、そうでない人問わず、訪れる皆さんにとって、今後どのような場所になれば良いとお考えですか。ー


「『Salon de Kurumicco』のテーマは“いい時間（とき）過ごそう鎌倉紅谷”です。ここでしか味わえない、贅沢デザートへと進化した鎌倉紅谷スイーツを、オリジナルドリンクと共にお楽しみいただければと思います。敷居は下げつつも、手の届く非日常、質の高い商品やサービスをご提供できるよう、スタッフ一同、心がけています。」

『Salon de Kurumicco』のメニューは、どれも落ち着いた色合いと、素材の味が存分に生かされた逸品ばかり。メニューを手に、どれにしようかと迷ってしまいます。



ー有井社長の一押しのスイーツ、ドリンクを、それぞれ教えて下さいー

「デザートの一番人気はやはり『クルミッ子パフェ』ですが、個人的なオススメは『Fromage UKISHIMA(フロマージュ浮島)』です。日本の伝統菓子『浮島』の作り方を用いた、しっとりとした食感のチーズケーキです。クリームチーズとヨーグルトのさっぱりとした味わいの中に、白餡が優しさと奥深さを生み出しています。ちりばめられた『クルミッ子』のクラッシュとの相性も抜群です。
　ドリンクは、バリスタの淹れるコーヒーやラテはもちろん、さわやかな香りのオリジナルドリンク『沁みいるレモネード』や『ときめくジンジャーエール』も、ここでしか味わえないものでオススメです。お召し上がりの際は、「お湯」「お水」「炭酸」の中からお好みでお選びいただけますので、その時々の気分でお楽しみいただけます。
　『Salon　de Kurumicco』では、お酒もご提供しております。とくにワイン『まほろばの貴婦人（赤・白）』は、一般的なワインよりも甘みがあるデザートワインで、鎌倉紅谷のデザートともぴったり合います。」









ー八幡宮前本店の1階では、鎌倉紅谷の商品ラインナップがすべて購入できます。秋から冬にかけてのオススメ商品を教えていただけますか？ー

「秋は『秋のぬくもり~栗とくるみと和三盆のパウンドケーキ~』が季節限定商品となっております。冬の限定品としては2019年1月よりチョコレートのパウンドケーキが販売予定で、いずれも直営店およびオンラインショップ限定での販売です。この季節ならではの味わいをお楽しみいただけると思います。」




ー手土産としてだけでなく、自分用にも購入したくなるような商品ばかりですね。最後の質問になりますが、今後、鎌倉紅谷をどのような会社、お店にしていきたいとお考えですか？ー

「お客様の笑顔や感動を生み出すためにスタッフ全員で力を合わせ、様々なチャレンジをし続けていける企業づくりをこれからも目指して参ります。」

社長の温かく穏やかな人柄と、商品に対する真摯な姿勢は、社員の皆さんにも浸透しており、それはお店にも反映しているようでした。「おいしい」の先にある大切なものが、しっかりと伝わるひとときでした。