カカオが表現する新たな世界

鎌倉の銀行跡地にあるカカオ専門店「CHOCOLATE BANK」の金庫室内に、カカオを主役としたフルコースを1日4 組限定で提供する「ROBB」がオープンしました。



チョコレートは原料であるカカオと、発酵やローストなどの加工工程で味わいが決まるといいます。「CHOCOLATE BANK」では、美味しさをこだわり抜くため、コロンビアに広大な自社農園を保有し、カカオの栽培からチョコレートの加工までを現地で行っています。そのため、香りや味わいが華やかなチョコレートの製造だけでなく、カカオの胚芽部分や果実部分、殻を食材として利用することができるそうなのです。ROBBでは、このカカオの全てを味わい尽くせる「CACAO COURSE」が提供されます。

チョコレートのイメージが強いカカオですが、食材や和洋のスパイスを掛け合わせることで、それまでとは全く異なるカカオの創造性を発見することができます。今回は、鎌倉産の野菜をオリジナル製造したカカオビネガーで和えたサラダや、カカオの殻をまぶしカリカリにグリルしたべーコンなど、”新しいカカオの可能性”を体感できるフルコースが提供されます。


ビネガーを感じないまろやかな仕上がり


米茄子とフムス、カカオニブの融合が絶品

また、世界最速でミシュランの星を獲得したソムリエ大橋直誉氏によるティーペアリングでは、料理の香りや味わいをさらに引き立てる、4種の贅沢なお茶が用意されております。アルコールのペアリングもあり。


お口直しには、カカオチョコレートとタイムのシェイブアイス

そして、デザートにはブラックチョコレートかホワイトチョコーレートを選べるフォンダン、それぞれの味に合わせてティーペアリングが提供されます。





その昔、カカオ豆は貨幣として使われていました。鎌倉の銀行をリノべーションしたカカオ専門店「CHOCOLATE BANK」内には、今でも金庫室が残されています。重い扉の向こう にある、非日常的な体験を盗み帰って頂きたい、という想いを込め、”強盗”(Robbery)か ら「ROBB」と名付けられています。特別な空間をじっくり堪能頂けるようコースは完全予約制、1日最大4組までとなっています。




今後は季節に合わせた食材を使用し、カカオ の可能性をさらに広げるメニューが提供される予定です。