本場のナポリピッツアを鎌倉で堪能する!

鎌倉駅西口からわずか数分。御成通りから一筋離れた路地を進んでゆくと、突如、素敵な一軒家レストランが現れます。 昨年4月にオープンした「Latteria BeBe Kamakura(ラッテリアべべカマクラ)」は、この場所で40年続いた割烹をリノべーションした、チーズ工房併設のイタリアンレストランです。
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イタリアの食文化を鎌倉に

扉を開けてまず飛び込んでくるのは、ショーケースに並ぶフレッシュなチーズたち。お店に併設された工房で、丁寧に手作りされるチーズはどれも本当に美味しそう。このチーズをお目当てに訪れるお客さんも多いそうで、容器を持参すると、モッツアレラチーズが10%引きになるそう。何とも嬉しいサービスです。

「モッツアレラの美味しい食べ方は、ピッツアだと思います。加熱したときの甘みやミルク感を楽しんでください」

と話すのは、オーナーの山崎さん。大きな窯で一枚一枚焼かれるお店自慢のピッツアは、ナポリ仕込みの本場の味。特製のチーズがたっぷりとのったアツアツのピッツァは、何枚でも食べられそうなほど美味です。

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本格ナポリピッツア ¥850から(税別)
「フレッシュチーズはできたてが一番美味しい。できたてのチーズを気軽に食べられる、そんな食文化を鎌倉に根付かせたいんです」(山崎さん)

イタリアでチーズ作りを勉強し、帰国後も様々な工房でチーズ作りに携わった、いわばチーズのプロである山崎さん。イタリア各地をまわった際、それぞれの地に根ざした食文化の素晴らしさに感銘を受け、なかでもとくに印象に残ったチーズ作りを学ぼうと思ったのだそうです。

工房で作られるチーズは、モッツアレラ、リコッタの定番チーズから、ストラッチャッテッラ(モッツアレラを裂いて生クリームであえたもの)、ブッラータ(フレッシュなモッツァレラの中に生クリームを入れ巾着状に包んだもの)などイタリアプーリア州名産のチーズなど。気候によってはもちろん、温度や湿度によっても左右されるチーズ作り。乳酸菌にとって心地よい環境をつくることが、日々チャレンジしているようで楽しい、と山崎さんは言います。
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毎日食べても飽きない、そんな家庭の味を

「大切にしていることは、毎日食べられる料理であること。特別なものでない、というのが特別なんです」(山崎さん)

イタリアの食文化がそうであるように、その土地で穫れるものを使ったメニューには、素材の味を最大限に活かすシンプルな優しい料理が並びます。
また、看板メニューでもあるピッツァは、たくさんのバリエーションを楽しむことができます。
おススメはチーズを使ったピッツァ。なかでも、5種類のチーズのピッツァは他ではなかなかお目にかかれない逸品ですし、チーズを使ったデザートもはずせません。

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ブッラータとトマトのマリネ ¥1600(税別)
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カッサータ(シチリア地方のスイーツ)
日本家屋特有の落ち着いた雰囲気のなか、大切な人としっとり過ごすのも素敵ですが、家族や友人たちとワイワイとテーブルを囲むのも楽しそう。季節やその日の気温によっては、気持ちの良いテラス席もおススメです。
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新しい年の始まりにふさわしい、美味しくて心地の良い「Latteria BeBe Kamakura」。誰かに紹介したくなるお店がまたひとつ増えました。



(取材/文 asami)

Latteria BeBe Kamakura

住所:鎌倉市御成11-17
TEL:0467-81-3440
営業時間:11時〜21時
定休日:毎週月曜+不定休
※ランチセット(前菜・自家製フォカッチャ、パスタorピッツァ、デザート、ドリンク付き)
¥1300(税別)

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