カカオから広がる豊かな世界。ダンデライオン・チョコレート鎌倉店
2017.02.10
バレンタインを間近に控えた2月9日、鎌倉駅徒歩1分の場所に「ダンデライオン・チョコレート 鎌倉店」がオープンしました。
Bean to Barブームの先駆けとして、東京・蔵前にファクトリー&カフェをオープンしてから約1年。ここ鎌倉でも、蔵前や本国サンフランシスコより届く、カカオ豆からひとつひとつ丁寧に作られたチョコレートバーを手に入れられるようになりました。
地元の人や観光客で賑わう通りに面しながらも、一歩店内に入れば、ウッディな内装と、静かで居心地のよい空間。店内にはチョコレートの甘い香りが広がります。
Bean to Barブームの先駆けとして、東京・蔵前にファクトリー&カフェをオープンしてから約1年。ここ鎌倉でも、蔵前や本国サンフランシスコより届く、カカオ豆からひとつひとつ丁寧に作られたチョコレートバーを手に入れられるようになりました。
地元の人や観光客で賑わう通りに面しながらも、一歩店内に入れば、ウッディな内装と、静かで居心地のよい空間。店内にはチョコレートの甘い香りが広がります。
Bean to Bar(※)という言葉を耳にするようになってから、日本でのチョコレートの位置づけが少し変化してきたのではないでしょうか。
これまでもてはやされてきたゴージャスできらびやかなチョコレートから、もっとリアルなストーリを感じられるチョコレートへと人々の関心が移ってきたように思います。
遠く赤道近くの国々で栽培されるカカオ豆。どんな人たちがどんな風に関わり、チョコレートが生まれるのかというプロセスに思いを馳せると、チョコレートが愛おしい存在へと変わるのです。
※)豆(Bean)からバー(Bar)になるまでのすべての工程を、ひとつの作業所で完結すること。
これまでもてはやされてきたゴージャスできらびやかなチョコレートから、もっとリアルなストーリを感じられるチョコレートへと人々の関心が移ってきたように思います。
遠く赤道近くの国々で栽培されるカカオ豆。どんな人たちがどんな風に関わり、チョコレートが生まれるのかというプロセスに思いを馳せると、チョコレートが愛おしい存在へと変わるのです。
※)豆(Bean)からバー(Bar)になるまでのすべての工程を、ひとつの作業所で完結すること。
カカオ豆の個性が生きる、彩り豊かなチョコレートたち
サンフランシスコ発祥のダンデライオン・チョコレートは、シングルオリジンのカカオ豆の買い付けから、選別、焙煎、磨砕、テンパリング、成形、ラッピングまで、すべての工程をサンフランシスコと蔵前にあるファクトリーで行っています。
チョコレートバーは、特定の産地にこだわったカカオ豆のみで作られているシングルオリジン。オリジナルの焙煎技術で、豆それぞれが持つ香りや味わいを引き出します。使われている素材は、カカオ豆とオーガニックのきび糖のみ。シンプルな素材だからこそ、産地やカカオ豆の種類、焙煎、砂糖を入れるタイミングなどによって、それぞれ異なる風味と味わいが引き立つのです。
「ダンデライオン・チョコレートでは、世界中のカカオ農園からこだわりぬいた豆を選び仕入れるところから、チョコレートを作る過程のすべてを自社のファクトリーでおこなっています。時には農家さんと話しながら、現在13、4カ国の農園と取引をしていますが、カカオ豆は産地や農園だけでなく、季節や収穫の年によってもフレーバーが変わってくるので、焙煎の条件を変えながら何度もテイスティングを繰り返し、ひとつの製品が完成するのです。さらに、それぞれの豆の持つ魅力を最大限に引き出せるよう、スモールバッチ(小ロット生産)でひとつひとつ丁寧に手作りしています」。(ダンデライオン・チョコレート・ジャパン代表取締役 堀淵清治さん)
「ダンデライオン・チョコレートでは、世界中のカカオ農園からこだわりぬいた豆を選び仕入れるところから、チョコレートを作る過程のすべてを自社のファクトリーでおこなっています。時には農家さんと話しながら、現在13、4カ国の農園と取引をしていますが、カカオ豆は産地や農園だけでなく、季節や収穫の年によってもフレーバーが変わってくるので、焙煎の条件を変えながら何度もテイスティングを繰り返し、ひとつの製品が完成するのです。さらに、それぞれの豆の持つ魅力を最大限に引き出せるよう、スモールバッチ(小ロット生産)でひとつひとつ丁寧に手作りしています」。(ダンデライオン・チョコレート・ジャパン代表取締役 堀淵清治さん)
チョコレートを楽しむための場所
なぜ鎌倉にオープンしようと思ったのたか?という質問に対して、堀淵さんから「人通りの多い小町通りではなく、わずかに喧噪を離れた、このしっとりとした場所に出会ったことがきっかけ」という答えがかえってきました。
チョコレートを購入したり飲食したりするだけでなく、このお店が地元の人や観光客にとっての新たなコミュニティの場になれば、という願いも込められているのだそうです。
「日本にはクラフトフード(手づくりの食品・料理)が根付いています。遥か昔から本質的なクラフト文化(手作りする)があるのです。日本人にBean to Barが受け入れられたのは、その文化の土台があったからだと思います。私たちが大切にしていることは、フードを流行らせることではなく、カルチャーとして根付くかということ。サステナブルなものとして継承されていくことが重要です」。(堀淵さん)
チョコレートを購入したり飲食したりするだけでなく、このお店が地元の人や観光客にとっての新たなコミュニティの場になれば、という願いも込められているのだそうです。
「日本にはクラフトフード(手づくりの食品・料理)が根付いています。遥か昔から本質的なクラフト文化(手作りする)があるのです。日本人にBean to Barが受け入れられたのは、その文化の土台があったからだと思います。私たちが大切にしていることは、フードを流行らせることではなく、カルチャーとして根付くかということ。サステナブルなものとして継承されていくことが重要です」。(堀淵さん)
店内には何十種類ものチョコレートバーが並び、どれを選んだらよいか迷ってしまいそう。蔵前のファクトリーで、チョコレートメーカーとして活躍をする伴野智映子さんに、おすすめを教えていただきました。
「女性に人気なのは『マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%』です。ストロベリージャムのようなさわやかな酸味を感じられます。いわゆる“チョコレート”という味わいがお好きな方には『サンフランシスコ・デ・マコリス,ドミニカ共和国 70%』がおすすめです。どっしりとしたカカオの濃厚な味わいをお楽しみいただけると思います」。(ダンデライオン・チョコレート・ジャパン 伴野智映子さん)
「女性に人気なのは『マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%』です。ストロベリージャムのようなさわやかな酸味を感じられます。いわゆる“チョコレート”という味わいがお好きな方には『サンフランシスコ・デ・マコリス,ドミニカ共和国 70%』がおすすめです。どっしりとしたカカオの濃厚な味わいをお楽しみいただけると思います」。(ダンデライオン・チョコレート・ジャパン 伴野智映子さん)
2階には、開放感のある広々としたカフェスペースでチョコレートやカカオを使ったドリンクやスイーツをいただくことができます。モーニングタイムには、サクサクの生地にチョコを挟んだ「ダンデライオン・チョコレート・クロワッサン」(鎌倉店限定)や、カカオニブをトッピングできるグラノーラも登場。
朝8時から、夜は8時(ラストオーダーは午後7時半)まで営業しているので、ティータイムだけでなくさまざまなシーンで活用できそうなカフェ。
カカオを中心として広がってゆく、豊かで美味しい世界。ここ鎌倉で堪能してみてはいかがでしょうか。
取材・執筆・撮影 / asami tomioka
カカオを中心として広がってゆく、豊かで美味しい世界。ここ鎌倉で堪能してみてはいかがでしょうか。
取材・執筆・撮影 / asami tomioka
ダンデライオン・チョコレート 鎌倉店
住所:鎌倉市御成町12-32
TEL:0467-53-8393
営業時間:8時ー20時(ラストオーダー19時半)
営業日:不定休
席数:40席
TEL:0467-53-8393
営業時間:8時ー20時(ラストオーダー19時半)
営業日:不定休
席数:40席