湘南くらすらいふ 第13回 山田雅子さんのClass Lifeな暮らし(2/2)

鎌倉野菜は新鮮で種類豊富

b_6.jpg鎌倉は野菜が豊富。雅子さんは友達の畑に行ったりすることもありますが、日常的には市場に野菜を買いにいくことも多いようです。
「『来週、種を買いにイタリアに行って来ますから休みます』なんていう若い農家の方の会話が聞こえてくると、あ、新しい野菜がまた現れるんだな、とその研究熱心さに頼もしい感じがしますね」
写真は、切ると「なるとのような模様がかわいい蕪。こんな新しい野菜がひとつあるだけで、食卓の話題も華やぎます。

おもてなし教室には男性の姿も

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山田雅子さんの料理教室は「おもてなし」教室。定員は6人で6人前のメニューを作ります。カップルで、あと2組のカップルを迎えることを想定しているのだとか。
この日のメインは牛肉のワイン煮。ほうれん草とグリルドポテトを添えたボリュームのある一品で、ディナーにも十分対応できます。様々な料理に、お庭で育った山椒や、ハーブなどがふんだんに使われ、見た目にも美しく鮮やかに。
参加した女性はこの日を楽しみにしていました。
「火加減や調味料を入れるタイミングなど、料理のコツを教えてもらえるので、他のメニューにも応用できます

また男性の生徒さんの姿も。
「自宅でも習ったことを復習して作ってみるようにしています」と、積極的です。

もりだくさんの春のおもてなしランチ

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前菜
貝柱と筍のカルパッチョ
玉ねぎのドレッシング

スープ
新玉ねぎの豆乳スープ

メイン
牛肉のワイン煮、ボイルドスピナッチ、ポテトアンナ

パン
ミックスハーブのフォカッチャ
カモミール、ローズマリー、山椒の芽、パセリをちりばめて。

デザート
鎌倉夏みかんのコンフィチュール、鎌倉夏みかんのババロア

「おもてなし」は人と人をつなぐコミュニケーション

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雅子さんは、食は原点であり、家族の健康と笑顔のために料理をつくるのは当然で、もう一歩進んでもらいたい、とおっしゃっています。
「私は料理を人と人とのおつきあいのためにも利用してもらいたいんです。社会的なコミュニケーションのために。『美味しい!』という笑顔は国際交流にも世界平和にもつながるんですから。それを自分の手でつくる。その作業はとても尊いものです。デパートの地下で買ってくるものも悪くはないけれど、できるだけ手でつくる、自分でつくることに価値がある。そういうふうに時間的余裕をもつことこそ、本当に豊かな暮らしだと思いますね」。

北鎌倉おもてなし教室 問い合わせ先

b_k.jpg北鎌倉おもてなし教室
http://www1.kamakuranet.ne.jp/myamada/

TEL  0467ー22ー5146  
FAX  0467ー22ー5146  


(撮影 斉藤有美、取材・文 森 綾、コーディネート 森幸映)

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