鎌倉くらすらいふ第32回 中西幸子さんのClass Life な暮らし(1/2)

古民家を「人が集まれる家」に。多くの友人が集える安らぎの空間。

1.jpg
元は別荘地だった高台にある大きな古民家は、もともとは純和風。しかし漆喰の壁を取り払って大改装した現在は、アンティークの英国家具も似合う、瀟洒な風情が漂います。訪れる人はこの家と、幸子さんの情にふれて、安らげるのでしょう。
高台を上がり、さらに石の階段を上ると、昔ながらの格子戸が。中西幸子さんのお宅は、築90年〜100年の質実な古民家。お母さまの冨志子さんも、ここで生まれ育ったのだそうで、名前の由来を教えてくださいます。

2.jpg
緑が豊かな階段を登りきると昔ながらの格子戸が。

「このあたりは、当時別荘地でしたから高い建物もなく、ここも平屋でしたがどこからでも富士山が見えたんです。明日はお天気だな、という日には格別に波の音が聞こえました。今も天気が良ければ朝夕は富士山が見えますし、伊豆半島まで見えることもあるんです」。

3.jpg
左:2階の部屋からの風景。どこまでも緑。 右:お母様の富士子さん冨志子さんと、トイプードルのアントロワ。

人が集まれる家

その後2階建てになり、15年前には大改装しました。幸子さんは言います。

「1階は柱を残し、漆喰の壁を取り払って、『人が集まれる家』にしました」

4.jpg
英国製の調度品を見下ろしている写真は、ジェーン・バーキン。

なるほど、ワンフロア状態になり、また縁側にウッドデッキを配したことで、たくさんの人が集まってパーティーができるように。古民家なのに、こういうスペースがあると、どこか洋風な感じもします。

5.jpg
ウッドデッキに出ると、新緑に包み込まれるような気持ちになる。

「庭の桜が咲く頃には、お花見をします。友達の友達…が入れかわり立ちかわり、夜までに150人が集まったこともありました(笑)」

桜のそばに樹齢100年のシロモチの木も。

Life Style

Follow me!