二人の子どもの子育てをしつつ、自らのファッションブランドを立ち上げるなど仕事にもいそしみ、サーフィンなど趣味にも没頭する。スタイリストとしても活躍するmoriyasuさんは、湘南育ちの素敵な大人女子。肩肘張らず、でもひとつずつに全力で向かうそのライフスタイルには、海の匂いのする独自のセンスが波光のようにきらめています。
子育て。ファッションの仕事。そして傍らにいつも海が
鵠沼海岸に近い、真っ白なテラスハウス。一歩足を踏み入れると、サーフボードが目に入ります。「サーフィンを始めたのは30歳を過ぎてから。長女はもう生まれていて、仕事もとても忙しい時期でした。いっぱいいっぱいになっていたとき、湘南でプロサーファーに出会い、サーフショップを教えてもらったりして、すっかりはまったんです。海に入ることで心身のバランスがとれました。今では一生やっていきたい趣味ですね」。当初は仕事で都内に行くとタイ人に間違えられるほど真っ黒に日焼けしていたとか。
木製の家具やアンティークの食器がぬくもりを
moriyasuさんの下のお嬢さんはまだ3歳。保育園に通っていますが、まだまだママといたいお年頃。この日はシールを貼る絵本を見せてくれました。木製の家具とおもちゃが部屋にあたたかい空気を醸し出しています。テーブルの上のファイヤーキングのマグカップのミルク色を混ぜ込んだようなグリーンも映えて。
鎌倉でつくった自作の器も日常使いに
「ひとつはまるととことん追求したくなる男っぽい性格」というmoriyasuさんは、一時期陶芸にも凝った時期が。出来上がった作品は写真のように普段使いできるおしゃれなものばかり。「鎌倉の楓窯というところに通っていました。絵を描く義母とも一緒に通っていたこともありました」。写真右の蕎麦猪口は、バランスのいい形とうっすら淡い色合いで、手にとるとほっとします。
選ばれたモノたちは増えても美しい
「子どもがいるとどんどん物が増えてしまいますね」と言いつつも、笑顔。ぬいぐるみにせよ、おもちゃにせよ、ひとつずつが幸せな思い出だからでしょう。
そしてmoriyasuさんの審美眼でセレクトされている印象があります。