葉山の空と海に守られた、手作りのカフェと暮らす
逗子駅からバスでゆらゆら10分。静かな森戸海岸を右に見ながら、森戸大明神で下車。
鳥居をくぐったところにもいくつかの建物が。
その一角に有元くるみさんのカフェ・griot.があります。古民家を家族で改装したという建物は、懐かしいような硝子の向こう。
すっきりと清潔であたたかな空間は、一杯のカフェオレにも物語を感じさせてくれます。
鳥居をくぐったところにもいくつかの建物が。
その一角に有元くるみさんのカフェ・griot.があります。古民家を家族で改装したという建物は、懐かしいような硝子の向こう。
すっきりと清潔であたたかな空間は、一杯のカフェオレにも物語を感じさせてくれます。
ヨーロッパ的な目線を通した、土っぽさ
「モロッコとインドが好き」という有元くるみさん。彼女が開くカフェ・griot.(グリオ)は、かの地で見つけた心動かすものを、いったんヨーロッパ的な目線を通したかのような洒落た感覚に満ちています。カウンターの下のタイルはモロッコのもの。
水道とガス以外はすべてご主人と一緒に自分たちで改装してしまったのだとか。
水道とガス以外はすべてご主人と一緒に自分たちで改装してしまったのだとか。
旅を感じさせるトランクのテーブル
griot.とは、西アフリカに現存する語り部集団のこと。新婚旅行先に選んだセネガルで伝統を口承していく彼らに出会ったのだそう。「私たちも、もともとあるものを自分たちのフィルターを通してつくっていけたらいいね」と、店名に。店の片隅に置かれたトランク
のテーブルにも旅の香りがします。
ここに座ると、つい「どっか行きたいね」という会話になってしまいます。
のテーブルにも旅の香りがします。
ここに座ると、つい「どっか行きたいね」という会話になってしまいます。
2階はモロッコの田舎の安宿をイメージして
梯子のような階段をとんとんと上がると、2階には広々したフリースペースが。ここではライブや、ちょっとしたイべントも行われています。11月6日の新月の日には、インド音楽のライブがありました。
窓の向こうに森戸の海が見えます。
窓の向こうに森戸の海が見えます。
懐かしいストライプの硝子
築62〜3年という昭和初期の建物には、飾り暖炉やうねうねとストライプになっている硝子がはめ込まれていて、なんとも心和みます。
ドラム缶のテーブルは友達の手作り
よく見るととても手がかかっているドラム缶のテーブルは、緑のペインティングが味のある色合い。「モロッコの友達がつくってくれたんです」。ソファーに座ってくつろぐにもいい高さ。存在感を放っています。
絶対に置きたかった紅茶
「お店をするなら絶対置きたかった」という、THE O’DORの紅茶。ブレンダーが、世界中を回り、旅のイメージを落とし込んだというブレンドの茶葉は、他では味わったことのない味と香り。ポットの可愛らしい色も思わず手にとりたくなるのです。
「好きに生きていいんだな」と思えるところだった
有元さんは東京に生まれ育ち、15年前に結婚。少し東京に暮らしたものの、茅ヶ崎へ引っ越しました。
「サーフィンをしていたし、友達もこちらに多く『おいでよ』と言われていたのは大きかったですね。東京で働いていたとき、こちらに来ると潮の香りがするんですよね。それで気分が切り替わる感じがとても好きだったんです」。
今は海がそばにあるBRISA読者の憧れの暮らし。
昨年、こちらの森戸海岸へ引っ越してきました。
「茅ヶ崎よりこちらはさらにゆったりしています。森戸はわくわくする感じがあるんです。
こちらに引っ越してきて『好きに生きていいんだな』と再確認できました」。
「サーフィンをしていたし、友達もこちらに多く『おいでよ』と言われていたのは大きかったですね。東京で働いていたとき、こちらに来ると潮の香りがするんですよね。それで気分が切り替わる感じがとても好きだったんです」。
今は海がそばにあるBRISA読者の憧れの暮らし。
昨年、こちらの森戸海岸へ引っ越してきました。
「茅ヶ崎よりこちらはさらにゆったりしています。森戸はわくわくする感じがあるんです。
こちらに引っ越してきて『好きに生きていいんだな』と再確認できました」。