フレッシュであることはかぐわしいこと。手作りの素材で簡単で目にも美しい料理を
鎌倉・大町。勝見早苗さんは家族とともに暮らす家で、料理教室「Food Studio CAFE CACTUS 5139」を主宰しています。入り口には空に向かって腕を伸ばす大きなCACTUS…サボテンが。青い扉を開くと、テントを張ったお庭のテーブルには収穫されたハーブがたくさん。彼女の料理教室と、お気に入りの畑を覗かせていただきました。
下ごしらえからみんなで
勝見早苗さんが料理教室を始めたのは、彼女いわく「かなり前よ(笑)」とのこと。10年以上通っていて、3ヵ月に1回のコースというのもつくっているほど。取材させていただいたこの日は、月1回のコース。10時にスタートし、13時半までの間に下ごしらえから片付けまでが全部終わってしまいます。「皆さん、上手に仕事を分担してくださるのでとても楽。
下ごしらえからできる料理教室でレシピも自分でメモしてもらうから、かえって作り方をよく覚えられるんですよ」。
心おきなく畑のハーブを
この日のメインは「ムルガ・サフェタ(白いカレー)」(レシピはBRISAのFOODのページに掲載)。早苗さんはインドを旅したときに、ホテルで教えてもらったレシピを自分流にアレンジ。「いろんなところで教えてもらったものを、思い出しながらつくります。今回使ったカルダモンは現地でも希少なハーブ。これは買ったものですが、コリアンダー・シード、マスタード・シード、フェンネル、ローズマリー、レモングラス、ミントなど、自分の畑で育てています」。
料理は香りが大事
味はもちろん、彩りも美しい早苗さんの料理。でも彼女が料理にとって一番大切にしていることは「香り」なのだそう。「野菜もパンもフレッシュじゃないと香りがしません。香りがあるということは新鮮だということ。それが美味しさや見た目にも必ずつながってくると思います」。
器は大きいものをどんと使う
早苗さんのカラフルで美味しい料理を引き立てるのは、大きな器の数々。「海外から買ってくることもあるし、時にはコンランショップで買ったりもします」。大きな器の目にもごちそうの効果、ぜひ真似してみたいものです。