クリーンな気持ちになれる白の空間。ハーブとネイティブな小物が優しさを
森戸海岸から徒歩2分。庭付きのマンションには、お気に入りのハーブが育っています。
谷恵美子さんはここで子育てを楽しみ、デザインを生活のなかから自然に発想しています。
谷恵美子さんはここで子育てを楽しみ、デザインを生活のなかから自然に発想しています。
2006年に、都内からご主人の実家のある葉山へと引っ越してきた、谷恵美子さん。森戸海岸まで徒歩2分というマンションの1階は、テラスハウスのような落ち着いた趣があります。庭の景色も見えるインテリアは、白を基調に、清潔でナチュラルな印象。
「インテリアで心がけていることは、服のデザインの仕事を家でしているので、なるべくクリーンな気持ちでいられるように、ということでしょうか。ネイティブなものが好きだけれど、土臭くはなり過ぎないように、どこかヨーロッパらしさも大事にしています」
「インテリアで心がけていることは、服のデザインの仕事を家でしているので、なるべくクリーンな気持ちでいられるように、ということでしょうか。ネイティブなものが好きだけれど、土臭くはなり過ぎないように、どこかヨーロッパらしさも大事にしています」
ここだから好きになるもの、ここだから似合うもの
花を束ねて乾燥させた「スワッグ」、浄化作用のあるハーブを束ねた「ワンド」が、部屋のアクセントになっています。
「特にスピリチュアルなものが好きなわけではないのですが、浄化作用のあるホワイトセージなどのハーブの香りが好きですね」
自分たちで塗り直したという真っ白な壁に、さりげなくボボ族の藍染めの古布がかかっていたり。
「ここだから好きになるもの、ここだから似合うものっていうのが、ある気がしますね」
湘南暮らしは仕事にも影響を与えています。
「特にスピリチュアルなものが好きなわけではないのですが、浄化作用のあるホワイトセージなどのハーブの香りが好きですね」
自分たちで塗り直したという真っ白な壁に、さりげなくボボ族の藍染めの古布がかかっていたり。
「ここだから好きになるもの、ここだから似合うものっていうのが、ある気がしますね」
湘南暮らしは仕事にも影響を与えています。
白い壁に何気なく垂らしてあるのは、古布。重たい雰囲気になり過ぎないよう、片方は薄いブルーになるまで洗って加工した。
貝殻とホワイトセージ。 花を乾燥させたスワッグ 。
「archi」というブランド
今季春夏archiのドレス。左は徳島の本藍染め。右は麻の羽織もの。
恵美子さんは、今「archi」というブランドで、婦人服や子ども服のデザイナーとして活躍しています。
「archiはもともと知り合いだった一色紗英さんが立ち上げたブランド。私は出産で仕事を一度休んでいたのですが、子どもが幼稚園に入ってから、本格的に復帰しました。週2回だけ東京で仕事をして、デザインは家でしています」
「archiはもともと知り合いだった一色紗英さんが立ち上げたブランド。私は出産で仕事を一度休んでいたのですが、子どもが幼稚園に入ってから、本格的に復帰しました。週2回だけ東京で仕事をして、デザインは家でしています」
彼女は湘南に住んで、モノをつくる感覚が変わったと言います。
「ディレクターである紗英さんもロスに引っ越して、お互いに変わったかもしれません。どちらも海があって山があって、と環境が似ていて、向き合う方向が同じ。ファッションを意識するよりも、自然に親しむ感じでもの作りをしたいね、と、話が合うんです」