葉山くらすらいふ 第8回 志津野くにえさんのClass Lifeな暮らし

四季をのぞむ葉山の高台で。極上のリラックスとセンスのレッスンを

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葉山の高台に暮らして20年。志津野くにえさんは1ヶ月に1回、
「オープンハウスの気持ちで」素敵な女性たちが集まるサロンを
開催してきました。名づけて「キルトガーデン」。
燦燦と光の注ぐ広々としたスタジオは木の味わいと洗練が共存する、気持ちのいい空間。
ハーブ教室や料理教室など、志津野さんのお声がけで名だたる先生がいらっしゃいます。
原点は「リラックスして楽しんでもらう」おもてなしの気持ちです。

91年の暮れに完成。2階からの絶景が気に入って

Life Style - classlife_vol8 - 葉山の高台

3人のお子さんがいる志津野さんがフォトグラファーのご主人と選んだ土地は、葉山の高台にありました。「2階から見える、海へと抜ける絶景を一目で気にいって。決めてから2年かけて、ゆっくり家を建てました。スタジオにするのか、家にするのか、会社にするのか。いろいろ考えて、結局、スタジオ兼自宅になったんです」。

ペパーミントグリーンの建具が印象的

Life Style - classlife_vol8 - ペパーミントグリーンの建具が印象的

1階のキッチン、ダイニングなど、全体にペパーミントグリーンの建具が印象的。葉山の色合いにとても溶け込んでいます。志津野さんは自然にある色が好き。「雲の色の白。空の色の青。夕焼けの茜色。キッチンからさりげなく見えることが気持ちよい」。

湘南の野菜と手作りのパン。ブランチは光あふれるベランダで

Life Style - classlife_vol8 - 湘南の野菜と手作りのパン。

志津野さんのおもてなしは湘南の幸が満載。「今の季節、夜ならわかめのしゃぶしゃぶかな。わかめをお湯に入れると一瞬でみどり色に変わる感激が、毎回わかっていてもうれしくて、特別な美味しさです。葉山牛と一緒にいただきますが、わかめが主役で、牛肉が余るくらいなんですよ(笑)」この日のブランチは手作りのパンと、生き生き育ったオーガニックな自家製の野菜(チコリ、マスタードグリーン、コリアンダーなど)をたっぷり。「タント・テンポ」のチーズとサラミを切り分けながら、みんなで楽しくいただきます。

みんなに楽しんでもらえる家だったら、いいな

Life Style - classlife_vol8 - portrait家を建てるとき、志津野さんのご家族が同じ気持ちだったのは「遊びに来てくれた人が、リラックスして楽しめる家にしたい」ということでした。「ただそれだけのシンプルな気持ちが原点にあって、そこからのアイデアが設計につながっていったと思います。オープンハウスのようにたくさんの人が集まってできることとして思いついたのが『キルトガーデン』でした」。

「キルト」のように出会いを紡ぐ、笑顔を紡ぐ

Life Style - classlife_vol8 - 「キルト」のように出会いを紡ぐ、笑顔を紡ぐ

「素敵な先生を招いて、集まってきてくれた人達が自分の家のような普段着の感覚でレッスンを受けられたら。その日教えられたことが明日につながって、昨日とは少し違う変化を楽しめるポイントになると思います」。そんな「キルトガーデン」の名称は、志津野さん自身が「キルト」を手がけていたことから名づけられました。「子どもが小さいときに片手間でできるキルトを始めてから長い年月が経ちました。好きな布を2枚合わせただけで簡単にできる鍋つかみがひとつあればキッチンが変わります。一年中つくっているし、その布がたくさんたまると大きな1枚にして今はベビーキルトを楽しんでいます。ずいぶん我流でやっていましたが。『キルトガーデン』はキルトのように出会いや縁を紡ぎ、皆さんの笑顔を紡いでいけたらいいなと思っています」。写真のベッドカバーはすべて志津野さんの作品です。

今回の「キルトガーデン」、ゲストは北村光代先生

Life Style - classlife_vol8 - 今回の「キルトガーデン」、ゲストは北村光代先生毎月、第4水曜日に開催される「キルトガーデン」。今回は、人気のハーブ研究家・北村光代先生がハーブの知識と使い方をお料理をまじえて教えてくださっていました。ラベンダーやローズマリーなど古くから使われていたハーブの薬効も、歴史をひもときながら聴けば、なんだか腑に落ちてきます。たとえば東南アジア産のバジルがイタリアのジェノバに運ばれ、そこで名産となってしまう過程など。この日は特にフランスのハーブについてのお話も興味深いものでした。

「キルトガーデン」のお問い合わせはTEL0468758080へ。

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