畑の恵みと、食べてくれる人を思いメニューをつくる、自然でゆたかな食卓
ローズマリー、ホーリーバジルといったハーブと四季折々の野菜を育てながら、鎌倉・大町で家族と暮らす勝見早苗さん。第10回のパート1では夏におじゃまし、料理教室「Food Studio CAFE CACTUS 5139」での様子をリポートさせていただきました。そして今回は冬。歓声があがりそうな素敵なおもてなしと、料理に込められた愛情について、早苗さんのお話をうかがいました。
畑が充実して、卵も烏骨鶏が産んでくれるように
5年前に取材に伺ったときよりも、畑にはいろんな野菜が育っていました。ホーリーバジル、ローズマリー、フェンネルといったハーブが生き生きと。そしてビーツやリークといった珍しい野菜も。そして驚いたのは、なんと鶏小屋にたくさんの烏骨鶏が。
早苗さんは、言います。
「働き者の主人のお蔭で、畑がすごく充実してきました。烏骨鶏も飼い始めて、毎日卵を産んでくれるので卵料理が楽しみになりました。その日の恵みを見ながら、食べてくれる人の顔を思い浮かべて、メニューを考えます。12月は160個も卵が生まれたので、卵黄をたくさん使うチョコレートムースでパフェをつくるというメニューを考えました」