湘南くらすらいふ 第14回 小西美恵子さんのClass Lifeな暮らし(1/2)

01.jpg
湘南に長年暮らし、家族と仲間を守り育んできた小西美恵子さんは、由比ケ浜の「クイックシルバー」などの海の家を経営し、神奈川県海水浴場組合連合会の会長も務め「大ママ」と慕われる人。1年半前に由比ケ浜から、逗子の海が一望できる素敵なマンションに移り住みました。16歳からサーフィンを始め、クルージングを楽しみながら、その海での美しい記憶はテラコッタ色のつやつやした肌に刻まれています。

住むのも海の見えるところでないと

02.jpg
1年半前、セカンドハウスを買いたいという友人に付き合って見に来たマンションがすっかり気に入ってしまった小西さん。逗子マリーナから青い海が広がる絶景が望める様は、まさに湘南のバラダイス。
「なかなかこういう景色のところはないなあと。由比ケ浜もいいけれど、ここの景色にひかれてしまったんです」。
湘南に住んで50年以上。何よりもこの景色と海が彼女を選んだのだという気もしてきます。

6年半前、馬に出会って

03.jpg部屋の至るところにある、美しい馬具と馬の写真。小西さんは6年半前から乗馬を始め、あっという間に競技会に出るまでに。最愛のご主人を見送ったのがきっかけでした。
「それまでは主人とクルージングしていたけれど、1人じゃ船は出せないのでね。そう思っていたときに馬に出会い、すっかりはまりました。横浜のアバロン・ヒルサイドファームというところへ、週に二度、乗りに行きます」。
黒鹿毛の美しい愛馬の名前はダイヤモンドブレス。
「飛ぶ時の感覚がなんとも緊張感があって素晴らしい。人馬一体にならないと上手く跳べないんです」。

波は動いている。馬は私が動かしてあげる

04.jpg

エルメスの鞭は竹でできたもの。実際にはすぐしなってしまうので使わずにいるとか。ひとつずつの馬具へのこだわりにも、彼女の乗馬と馬への愛情が伝わってきます。
「馬は生き物。いかにその体の邪魔にならないように乗ってあげるか。それが常に動いている波に乗るのとは違いますね。馬は私が乗って動かしてあげなくてはいけない。馬のほうも、私がリラックスしているか、ピリピリしているかわかるみたい。気持ちよく息が合うときはお互いに自然になれているときですね」。

海との関わりは永遠に

05.jpg乗馬も楽しみの一つですが、小西さんの海との付き合いはずっと続いています。
「今も海が穏やかで一日ゆったりと過ごせる日は初島まで船を出したりします。帰りにトローリングをして帰ってきたり。でも正面に大きく大島が見える日は、風が強い証拠。島の近くは荒れているからダメね」
亡くなったご主人は海のことならなんでもわかった方。お嬢さんは小坪で初めて女性漁師になった方。二人のお孫さんもサーフィンで大会に出場するほどの腕前。本当に海と一体になったご家族なのです。

Life Style

Follow me!