鎌倉くらすらいふ第26回 木下阿貴さんのClass Life な暮らし(2/2)

福澤エミさんのアート

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大切に譲り受けられたものがまたひとつ、福澤エミさんの様々なアート。
パリやNYなどでアートを学び、錚々たる方々とのコラボレーション、そして何よりも”美”に対する洗練されたアイデアをたくさん持っていたというエミさんは、阿貴さんにとって憧れの存在。

「エミさんは私の母の友達で、去年、亡くなられました。絵、建築、工芸品、テキスタイルなどありとあらゆるものをデザインし、リアルで自然な”美”を追求する素晴らしいアーティストでした。『ジャンルの境界に面白いものがある』といつもおっしゃっていましたね。色のオブジェも、ムーンレスティングと名付けられたボウルも彼女の作品。このボウルには水を張って、そこに月を映して完成されるスピリチュアルな作品なんです」

 作品はまるで家族のように、当たり前に存在していました。

マントラが教えてくれるポジティブなあり方

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 マントラの指導者でもある阿貴さんは、スタジオ・ジョーティでパーソナル・レッスンも開講しています。

「マントラはお経の原型のようなもので、唱えるだけで内側に癒しの効果をもらえるというもの。人が生きていく上で必要な知識はすべて書いてあると言われています。自分でポジティブにポジティブに、と思っても、難しいじゃないですか。そのポジティブさを内側から与えてくれるものなんです。それはヨガも同じです」

ベジにこだわらず、自分のDNAが欲する物を

8.jpg ヨガの指導者と言われる人たちはベジタリアンが多いのですが、チャキさんも阿貴さんも、そこにはこだわらないと言います。

「1人ひとり、必要なものは違う。肉が必要な人もいるし、ナッツを食べたほうがいい人もいる。私たちの身体は先祖代々で出来上がってきたものだから、DNAが必要なものを知っているんだと思います。そこに耳を傾けようと。美味しいものは大好き。ご飯をつくって食べるってすごくアートでクリエイティブなことだし。ヨガにはプラーナ(エネルギー)というコンセプトがあって、いいプラーナをどう取り込むかに最も大切なのは、呼吸と食べ物なんです。なるべく自然に暮らしていきたいですね」

 健やかな心身が欲するものを取り入れて生きる、無理のない暮らし。お二人の幸せな笑顔に、その大切さを教えられました。
(撮影 斉藤有美、インタビュー・文 森 綾)

ヨガとマントラが学べるYOGA STUDIO JYOTI

ヨガ スタジオジョーティは「近代ヨガの父」とも呼ばれているクリシュナマチャリア師の教えを専門に体験、学習できる日本で唯一のヨガスタジオです。クリシュナマチャリアの教えは長年の経験で得られた知識をもとに、個人の年齢や体力などを考慮し、一人一人に合わせた丁寧な指導を行うため、インド政府やインドの医学会からも支持される実績あるヨガの教えです。クラスはヨーガセラピーの要素が多く含まれる一対一のヨガ プライベートクラスを中心に、近年注目を集めるマントラ(ヴェーディックチャンティング)のプライベートクラス、少人数で行うヨガのグループクラスなどのコースが用意されています。

ロケーションは、湘南、藤沢の鵠沼にある閑静な住宅街に位置し、広い庭の見えるスタジオは心落ち着く漆喰の壁に包まれています。床下に敷きつめられた備長炭、床板にはナチュラルで感触の良いチークを使用、寒い季節には床暖房をも完備した、心おきなくヨガやマントラのクラスを楽しむことのできる空間になっています。
YOGA STUDIO JYOTI

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